マンジャロフェイスとは?顔つきが老ける原因と防ぐには【頬こけ・老け顔対策】 

2026/07/21 スキンケア

マンジャロについて調べていると、頬がこけた、目元がくぼんだ、ほうれい線が目立つようになったなど、「マンジャロフェイス」に関する少し不安な情報を目にすることがあります。

せっかく理想の体型に近づいても、顔つきが老けたように見えたら複雑ですよね。

ただし、マンジャロフェイスは正式な病名ではありません。
また、マンジャロそのものが肌を老化させると確認されているわけでもありません。

「マンジャロはなぜ痩せるのか」
「身体に悪いのではないか」
といった不安を持つ方も多いですが、マンジャロフェイスと呼ばれる変化には、急激な顔やせによって頬や目元のボリュームが減り、皮膚が新しい輪郭になじむまでに時間がかかることなどが関係していると考えられています。 

そこで当記事では、マンジャロフェイスとはどのような顔つきなのか、老けて見える理由や気になりやすい人の傾向、日常生活で意識したいポイントまでわかりやすく紹介します。

この記事でわかること

  • マンジャロフェイスと呼ばれる顔つきの特徴
  • マンジャロの使用中に顔やせが目立つ背景
  • 頬のこけやたるみが気になりやすい人の傾向
  • 急激な顔つきの変化を避けるために意識したいこと
  • 体重変化の時期に見直したいフェイスケア

マンジャロフェイスとはどんな顔つき?

マンジャロフェイスとは、マンジャロなどのGLP-1関連薬を使用して体重が大きく減った際に、頬のこけや目元のくぼみ、皮膚のたるみなどが目立った顔つきを表す俗称です。

海外で使われるようになった「オゼンピックフェイス」という表現から派生した言葉で、医学的に定められた病名ではありません。

マンジャロフェイスと呼ばれる顔つきには、次のような特徴があります。

  • 頬がこけて見える
  • こめかみがくぼんで見える
  • 目の周りが落ち込んで見える
  • ほうれい線や口元の線が目立つ
  • フェイスラインがたるんで見える
  • 疲れたような印象になる

マンジャロは、日本では2型糖尿病の治療薬として承認されている医療用医薬品です。
顔やせや美容を目的とした薬ではなく、「マンジャロフェイス」という副作用名が正式に記載されているわけでもありません。
(出典:医薬品医療機器総合機構)

そのため、マンジャロを使うと必ず老け顔になるということではありません。

同じように体重が減っても、「フェイスラインがすっきりした」と感じる人もいれば、「頬が落ちて疲れて見える」と感じる人もいます。
顔つきの変化には、もともとの骨格や脂肪量、年齢、減量ペース、栄養状態などが関係します。

マンジャロで顔つきが老ける原因とは?(なぜ老けて見えるのか) 

マンジャロで顔つきが老けて見えるといわれる背景には、薬が顔を直接老化させることではなく、短期間で顔のボリュームが減ることがあります。

顔は骨格だけで作られているわけではありません。

骨格の上に筋肉や脂肪、皮膚が重なり、頬の丸みや目元の立体感、なめらかなフェイスラインを作っています。

体重が急激に減ると、身体だけでなく顔の脂肪も減る場合があります。
ところが、皮膚は脂肪と同じスピードで縮むとは限りません。

顔の中身にあたるボリュームが先に減り、皮膚が新しい輪郭になじむまでに時間がかかると、頬のこけやたるみが目立ちやすくなるのです。

頬やこめかみの脂肪が減る

顔の脂肪というと、できるだけ減らしたいものだと思う人も多いかもしれません。

しかし、頬やこめかみ、目の周りにある適度な脂肪は、顔の立体感を支える大切なボリュームでもあります。

マンジャロの使用中に体重が大きく減ると、顔の脂肪も減る場合があります。
頬のボリュームが急に失われると、頬骨が目立ったり、こめかみや目元がくぼんだりして、やつれた印象に見えることがあります。

一方、もともと顔に脂肪がつきやすい人は、顔やせによって輪郭がすっきりしたと感じるかもしれません。

つまり、顔やせそのものが悪いのではなく、どの部分から、どのくらいの速さでボリュームが減るかによって、見た目の印象が変わります。

皮膚が新しい輪郭になじむまで時間がかかる

風船から少しずつ空気を抜けば、形はゆっくり小さくなります。

ところが、一気に空気を抜くと、表面にしわが寄りますよね。顔の変化も、イメージとしては少し似ています。

体重がゆっくり変化した場合、皮膚は時間をかけて新しい輪郭になじんでいきます。
一方、短期間で顔の脂肪が減ると、皮膚の変化が追いつかず、余ったように見える場合があります。

特に頬、フェイスライン、口元では、ほうれい線や口元の線、たるみが以前より目立つと感じることがあります。

ただし、体重が安定したあと、時間の経過とともに顔の印象が落ち着く人もいます。変化の程度や期間には個人差があります。

食事量が減って筋肉も落ちることがある

顔の印象を支えているのは脂肪だけではありません。

身体と同じように、顔にも表情を動かす筋肉があります。食事量が大きく減り、タンパク質やエネルギーが不足すると、脂肪だけでなく全身の筋肉量も減少する可能性があります。

体重計の数字だけを追いかけて食事を極端に減らすと、身体は細くなっても、元気で引き締まった印象から遠ざかってしまうことがあります。

マンジャロで顔つきの変化が気になる場合は、体重だけではなく、きちんと食事を取れているか、疲れやすくなっていないか、筋力が落ちていないかにも目を向けましょう。

マンジャロフェイスが気になりやすい人の特徴

マンジャロを使った人全員に、マンジャロフェイスと呼ばれる変化が起こるわけではありません。

一方で、顔のボリュームが急に減りやすい条件が重なると、頬のこけやたるみが目立ちやすくなる可能性があります。

ここからは、顔つきの変化に注意したいケースを紹介します。

短期間で体重が大きく減った人

マンジャロによる顔つきの変化で、まず意識したいのが減量のスピードです。

短期間で体重が大きく減ると、身体の変化に皮膚がなじむ時間も短くなります。顔の脂肪まで急速に減った場合は、頬や目元のボリューム変化が目立ちやすくなるかもしれません。

チルゼパチドを用いた海外の臨床試験では、医師の管理と食事・運動への介入を伴う72週間の試験で、用量に応じた体重減少が確認されています。ただし、試験の結果がすべての人に同じように当てはまるわけではありません。
(出典:New England Journal of Medicine)

「早く痩せたいから」と、自己判断で投与量を増やしたり、食事を極端に減らしたりするのは避けましょう。

体重が予想以上のペースで減っている場合や、食事が十分に取れない場合は、処方した医師に相談することが大切です。

もともと顔の脂肪が少ない人

もともと頬やこめかみがすっきりしている人は、少し体重が減っただけでも骨格が目立ちやすくなる場合があります。

身体にはまだ脂肪が残っているのに、「顔だけ先に痩せた」と感じることもあるでしょう。

反対に、顔に脂肪がつきやすい人は、同じ体重減少でもフェイスラインが整ったように感じることがあります。

顔やせの印象には個人差があるため、目標体重だけではなく、自分が健康的に見えるバランスも大切にしたいですね。

年齢に応じた肌変化が気になる人

年齢を重ねると、肌の水分量や弾力、筋肉量などは少しずつ変化します。

そのため、若い頃と同じように体重が減っても、皮膚が新しい輪郭になじむまでに時間がかかったり、乾燥による小ジワが目立ちやすくなったりする場合があります。

ただし、年齢だけでマンジャロフェイスになるわけではありません。

紫外線、乾燥、睡眠不足、食生活、喫煙など、毎日の習慣も肌の見え方に関係します。体重が変化する時期こそ、年齢に応じた基本的なフェイスケアも忘れずに続けましょう。

食事量が減りすぎている人

マンジャロの使用中は、食欲や食事量に変化を感じる人もいます。

「食べなくても平気だから、このまま一気に痩せられそう」と思うかもしれませんが、食事量が減りすぎると、タンパク質やビタミン、ミネラルなどの摂取量も不足しやすくなります。

マンジャロの添付文書では、悪心、嘔吐、下痢、便秘などの消化器症状が副作用として示されています。
(出典:医薬品医療機器総合機構)

肌や髪、筋肉のコンディションが気になるときは、体重だけでなく食事内容も振り返りましょう。

吐き気や嘔吐、下痢などが続いて食事や水分を十分に取れない場合は、無理をせず医療機関へ相談してください。

マンジャロフェイスや老け顔を防ぐには?日常で意識したい対策 

マンジャロフェイスを確実に防ぐ方法は、現時点で確立されていません。

また、化粧品やマッサージで、減少した顔の脂肪を戻したり、余った皮膚を治療したりすることもできません。

一方で、急激な減量や栄養不足、乾燥など、顔の印象を変えやすい要因をできる範囲で避けることは大切です。

体重だけでなく、顔つきも自分らしく保ちたい人は、次のポイントを意識してみましょう。

急いで体重を落とそうとしない

「せっかく始めたのだから、早く結果を出したい」と思う気持ちは自然です。

しかし、体重は早く減れば減るほどよいとは限りません。顔の脂肪や筋肉が短期間で減ると、皮膚が新しい輪郭になじみにくくなる可能性があります。

マンジャロは、日本では通常、週1回2.5mgから始め、医師が状態を確認しながら用量を調整する薬です。効能・効果は2型糖尿病であり、美容や顔やせを目的とした薬ではありません。
(出典:日本イーライリリー)

自己判断で用量を増減したり、食事を極端に制限したりすることは避けてください。

顔つきが急に変わった、想定以上に体重が減ったと感じた場合は、処方した医師に相談しましょう。

食べる量より栄養の中身を意識する

食欲が落ちているときは、無理にたくさん食べることだけを考える必要はありません。

ただし、限られた食事の中でも、タンパク質を含む食品や野菜、主食などを組み合わせ、栄養が極端に偏らないようにすることが大切です。

タンパク質は肉、魚、卵、大豆製品、乳製品などに含まれています。食べやすさや体調に合わせて取り入れましょう。

なお、糖尿病や腎臓病などの持病がある人は、自己判断で特定の栄養素を増やすことが適切でない場合があります。

食事の内容に迷ったら、医師や管理栄養士に相談してください。

無理のない運動を続ける

体重が減る過程では、脂肪だけでなく筋肉も減る場合があります。

体調に合わせたウォーキングや軽い筋力トレーニングを取り入れ、全身の筋肉量を意識することも大切です。

ただし、運動によって顔の脂肪だけを残したり、マンジャロフェイスを完全に防いだりできるわけではありません。

食事が十分に取れていない日や、吐き気、ふらつきがある日は無理をしないでください。治療中の運動について不安がある場合は、医師に確認しましょう。

保湿と紫外線対策で肌の印象を整える

肌が乾燥するとキメが乱れて見えたり、乾燥による小ジワが目立ちやすくなったりしますよね。

「痩せたい」と思う気持ちの先には、「もっときれいになりたい」「自分に自信を持ちたい」という理想がある方も多いのではないでしょうか。

理想の美しさを考えてみると、体型だけではなく、お肌の透明感やなめらかな質感、うるおいを感じる肌、健康的なツヤなど、さまざまな要素が重なっていることに気づきます。

だからこそ、ダイエットだけでなく、毎日のスキンケアを続けることも美容習慣の大切な一つです。

体重変化によって顔の印象が気になり始めた時期は、保湿や紫外線対策など、基本的なフェイスケアも見直してみましょう。

  • 洗顔時に肌を強くこすらない
  • 化粧水や乳液などで肌を保湿する
  • 日中は紫外線対策をする
  • 刺激を感じる製品を無理に使わない
  • 年齢や肌質に合ったアイテムを選ぶ

日々のフェイスケアは、マンジャロの作用を高めたり、マンジャロフェイスを治したりするものではありません。

一方で、乾燥を防いでお肌をすこやかに保つことは、毎日の肌コンディションを考えるうえでとても大切です。

体重が変化して顔の印象が気になり始めたときは、ダイエットだけでなく、保湿を中心としたフェイスケアにも目を向けてみるのもよいでしょう。

three firstsでは、毎日の保湿ケアや年齢に応じたケアに取り入れやすいフェイスケアアイテムを紹介しています。

マンジャロで顔つきが変わったらどうする?

鏡を見るたびに「以前より老けたかも」と感じると、不安になりますよね。

ただし、顔つきだけを見てマンジャロを急に中止したり、自己判断で投与量を変えたりするのは避けましょう。

マンジャロは医療用医薬品です。
急な中止や用量変更は、血糖コントロールなどに影響する可能性があります。

まずは、体重の減り方や食事量、体調を確認し、処方した医師へ相談してください。

体重と体調の変化を医師に伝える

診察時には「顔が変わった気がする」だけでなく、具体的な変化を伝えると状況を共有しやすくなります。

  • いつ頃から顔つきが変わったと感じたか
  • 何か月で何kg減ったか
  • 1日にどの程度食べられているか
  • 吐き気や嘔吐、下痢が続いていないか
  • 疲れやすさやふらつきがないか
  • 他に使用している薬があるか

医師は血糖値、副作用、体重の変化などを確認したうえで、投与を続けるか、用量を調整するかなどを判断します。

顔つきの変化も、気兼ねせず相談して大丈夫です。

体重が安定すると印象が落ち着く場合もある

大きく体重が減った直後は、自分自身も新しい顔つきに見慣れていないため、変化を強く感じることがあります。

体重が安定したあと、時間の経過とともに皮膚が輪郭になじみ、顔の印象が落ち着く人もいます。

ただし、どの程度変化するか、どれくらい時間がかかるかには個人差があります。

くぼみやたるみが強く気になる場合、美容医療を検討する人もいるでしょう。
その場合は、自己流で判断せず、皮膚科や形成外科などの専門医に相談してください。

マンジャロフェイスについてまとめ

当記事では、マンジャロフェイスと呼ばれる顔つきの変化や、老けて見えるといわれる理由、変化をできるだけ抑えるために意識したいポイントについて紹介しました。

マンジャロフェイスは正式な病名ではなく、急激な体重減少によって顔の脂肪やボリュームが減り、頬のこけや目元のくぼみ、ほうれい線などが目立ちやすくなった状態を表す俗称です。

一方で、マンジャロそのものが顔を老化させると確認されているわけではありません。
顔つきの変化には、減量ペースや年齢、栄養状態、もともとの顔立ちなど、さまざまな要因が関係すると考えられています。

「痩せること」と「きれいに見えること」は、必ずしも同じではありません。
理想の印象を目指すためには、体重だけでなく、栄養バランスや睡眠、適度な運動、保湿や紫外線対策など、毎日の積み重ねも大切です。

体型だけではなく、お肌のうるおいや透明感、健やかな印象まで含めて、自分らしい美しさを目指したい方は、日々のフェイスケアを見直してみるのもよいでしょう。

three firstsでは、毎日の保湿ケアや年齢に応じたスキンケアを取り入れたい方に向けたフェイスケアアイテムを紹介しています。

参考文献・出典

  • PMDA「マンジャロ皮下注アテオス 電子添付文書」
  • 日本イーライリリー「マンジャロ皮下注アテオスを使用される患者さんへ」
  • KEGG MEDICUS「医療用医薬品:マンジャロ」
  • New England Journal of Medicine「チルゼパチドによる肥満症治療の臨床試験」2022年
  • Aesthetic Surgery Journal Open Forum「大幅な減量後にみられる顔の軟部組織の変化」2024年
  • Hormones「GLP-1受容体作動薬と皮膚老化の可能性」2025年

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